5次元のカジュアル着物

私が体験するパラレル着物ワールド

子供の卒業式・入学式 母親として着物を着てみた

こんにちは。読んで頂きありがとうございます。

このブログは、カジュアル着物、普段着物を気軽に楽しみたい着物初心者向けです。

 

私には子供が一人います。そして今年は、小学校の卒業式と中学校の入学式。いつもカジュアル着物を普段着として楽しんでいる私ですが、フォーマル着物を着る数少ない機会ということで、コーディネートを紹介してみます。

 

卒業式の着物

リサイクル着物ショップで買ったもの

濃い紫の色無地 1000円

金&銀の袋帯 2500円

絵羽付けの黒羽織 900円

バッグ 1000円

 

ネット通販で新品で買ったもの

帯揚げ 2900円

帯締め 3000円

レンブロッソ草履 17000円

 

レンブロッソ草履はカジュアル向きで、フォーマルにはふさわしくありません。でも、どうせ式典中はスリッパに履き替えるし、校庭を歩いたりするしということで、今回は歩きやすい方が良いかと・・・

 

卒業式にお母さんが色無地&黒い羽織を着るというのは昭和中期の流行で、当時の写真を見ると、このスタイルのお母さんたちがゾロゾロと大量に写っています。

 

入学式の着物

リサイクル着物ショップで買ったもの

灰紫の訪問着 2500円

その他はすべて、卒業式のものと同じ

 

この訪問着の柄は「松竹梅」です。厳密には冬の柄とされていますが、おめでたい縁起の良い柄として一年中使えます。袋帯は卒業式と同じもので、庭園&花鳥柄です。柄が素朴なので、金銀でも大げさにならない所が気に入っています。

 

色使いはコントラストを弱めに、なじませるような色でまとめたほうが、保護者の立場にちょうど良いフォーマル感が出ると思います。

 

それにしても、全身シルクでこの値段ですよ。めちゃくちゃ安いですよね。リサイクル着物ショップ、本当にありがたい存在です。

 

▼私のお気に入りショップ

Kimono-Shinei 2号店

 

卒業式・入学式の母の着物

 

子供の卒業式・入学式は、フォーマルな場ではあるのですが最高礼装は必要ではありません。格としてはセミフォーマルが丁度良いです。あくまでも主役は子供たちで、保護者は付き添いの立場ということを考えて、落ち着いたコーディネートにすれば大丈夫です。

 

一般的には、卒業式はお別れの場なので落ち着いた色柄、入学式は新しい出発の場なので明るく淡い色柄が良いとされていますが、厳密に決まりがあるわけでもありません。手持ちの着物が少ないなら、両方とも同じ着物を着て行っても、別に問題ないと思います。

 

おすすめの着物

 

もっともおすすめなのは一つ紋の色無地です。(私の場合は、紋無しの色無地に必要に応じて家紋シールを貼るという使い方をしています)色無地は帯や小物を変えることで、さまざまなパターンで着回しがきく万能着物です。

 

訪問着・附下もOKです。柄は、吉祥文様や春のお花がピッタリだと思いますが、よほど式典の場で浮くような柄でなければどんな柄でも問題ないと思います。

 

江戸小紋(パッと見、無地に見えるくらいの超細かい柄になっているもの)もOKです。紋が付いていれば略礼装として着ることができます。

 

おすすめの帯

 

袋帯で二重太鼓を結ぶのがおすすめです。袋帯にはカジュアル向きの洒落帯もあるのですが、セミフォーマルでは金糸・銀糸が入った礼装用のものを使うのが一般的です。自分が主役ではなく、あくまで付き添いの立場なので、ギラギラ感が強いデザインは避けたほうが無難かもしれません。

 

帯揚げは、差し色ではなく、なじむ色のほうが上品な感じになりおすすめです。帯締めは通常より太めで、金糸・銀糸が入っていたり、単色よりも複数の色でグラデーションになっているものがお祝い感が出て素敵です。

 

バッグ&草履

 

バッグは和装用でなくても、洋服用のフォーマルバッグを合わせても問題ありません。

 

草履はフォーマル用のほうが良いとは思いますが、私は校庭や体育館を歩くことを考慮してカレンブロッソでも良いと思います。SNSを見ていると私のように、わかったうえでカレンブロッソを履くお母さんをよく見かけます。

 

 

着物を着ない人から見ると「大変そう」「気合入れちゃって」と思うかもしれませんが、普段からカジュアル着物に慣れていれば、いつもより少し良いものを着るだけのことです。特別大変なことではありません。よかったらチャレンジしてみて下さいね。

できました

ありがとうございます

感謝します