5次元のカジュアル着物

私が体験するパラレル着物ワールド

初心者は着物屋で買わない方が良いという話

こんにちは。読んで頂きありがとうございます。

このブログは、カジュアル着物、普段着物を気軽に楽しみたい着物初心者向けです。

 

着物に興味を持ったばかりの初心者さんは「着物って、どこで買ったらいいんだろう?やっぱり着物屋さんかな?」と思う人が多いでしょう。「そういえば近所のショッピングモールの中に着物屋さんあったような・・・よし、見るだけ見に行ってみようかな?」と思うかもしれません。でも、ちょっと待って!というお話です。

 

着物業界の怖い話

 

まず、洋服屋着物屋は、お店としての性質が違います。それを知らなかった人が、洋服屋へ行くのと同じ感覚で着物屋へ行くと、思いもよらなかった怖い体験をすることがあるのです。たとえば・・・

 

ちょっと見るつもりでお店に入っただけなのに、店員さんにガッツリつかまってしまい、あれやこれやと商品をすすめられ、「この反物、当ててみませんか?」と言われて試着をしているうちに断りにくい空気になり、気が付いたらいつのまにか4~5人の店員さんに取り囲まれ、買わないと家に帰さないぞ!と言わんばかりの状態になって、目の前で電卓をパチパチされて「今なら50万円値引きします!」とか言われたあげく、最終的に数十万円の着物を買わされてしまった・・・

 

という怖い体験談が実際にたくさんあるんです。これを「囲い込み」と言います。その後、冷静になってクーリングオフする人もいれば、そのまま購入してローンを払い続ける人もいます。でも「無理に買わされた」という気持ちがどうしても残ってしまい、着物に嫌気がさしてしまったという人が後を絶ちません。

 

勧誘がすごい

 

着物屋さんの店頭セールで浴衣セットを見つけて購入した、ちょっとした和小物を買った、といった時に電話番号や住所を書かされることがあるかもしれません。それについても要注意です。

 

「着物の展示会イベントがあります」「有名な着物作家さんの講演会があります」「抽選に当たりました」といった電話やDMなどが何度も来るようになります。そして、ちょっとのつもりで顔を出すと、その先には「囲い込み」が待っているのです。

価格が高い

 

リサイクル店ではない着物屋さんでは、基本オーダーメイドになります。オーダーメイドの着物はそもそも1点物なので相場がわかりにくく、適正価格なのかどうか判断するのが難しいです。初心者さんが最初から手を出すのはおすすめできません。

 

正絹の着物を新品でお仕立てすると、かなりの高額商品になります。そのため、多くの店員さんはお客さんの目の前で電卓をパチパチたたき「これだけお値引きします!」と数十万円の値引きをして、お買い得アピールをします。でも実は、最初の値段は「見せ価格」で、値引き後の値段が本来の値段だったというケースも多いです。

 

「初心者さんに」「高額の買い物を」「判断力をにぶらせて」「しつこく」売ろうとしてくる・・・これが着物屋なのです。

 

欲しいものがわからない

 

着物初心者さんは、自分の好みや似合うものを、まだよくわかっていない可能性があります。それなのに、いきなり囲い込まれて高額商品をすすめられても、本当に自分に必要な商品を判断できませんよね。

 

そういう場合、店員さんがすすめてくる着物を買う流れになる事が多いでしょう。初心者は「プロのおすすめだから大丈夫だよね」と思うかもしれません。でも、信じられないことですが、お客さんの好みや用途を考えず、お店の都合で売りたい商品を売りつけているだけの場合もあるのです。

 

着物屋は一番最後でいい

 

まず最初は、激安のリサイクル着物や、既製品で数千~1万円くらいの着物から試してみることをおすすめします。そして、着付けの練習をしたり、着物の写真をたくさん見るなどして慣れ親しんでください。

 

着物に慣れ、ある程度わかってくると「そろそろオーダーメイドのマイ着物が欲しいな」と思うかもしれません。その時なら、自分軸で適切な判断ができると思います。着物屋さんに足を運ぶのは、その時で良いのではないでしょうか?

 

せっかく着物に興味を持ったのに、つまらない押し売りのせいで嫌気がさすなんて残念すぎます。もし、そんなつもりじゃないのに高額商品を強引に買わされそうになったら、ぜひ堂々と断ってくださいね。

できました

ありがとうございます

感謝します