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家紋について 紋付の着物を丸い社会で着る方法

こんにちは。読んで頂きありがとうございます。

▼この記事はこちらの補足的な内容です

家紋について

 

家紋とは、先祖代々伝わってきた家の紋章のことです。着物に家紋を入れることで「私は○○家の人間です」と自分の所属を示すことができ、フォーマルな場において紋付の着物を着ることはマナーとされています。

 

でも、それはピラミッド社会においての話です。丸い社会で生きていこうと考えている人にとっては、自分とは個人であり、集団に所属する存在ではないという思いが強いでしょう。少なくとも私には、紋付の着物を着ることで所属先の家を示そうという意思はありません。

 

ですが、家紋は所属先を示すだけでなく、もう一つ役割があります。それは、礼装らしい華やかさをプラスするという役割です。洋服に例えれば、スーツやドレスに付けるコサージュのようなイメージです。「三角の社会は絶対に嫌だから家紋は絶対NG!」なんて固く考えず、フォーマルな場に花を添えるという意味でお使いになってはいかがでしょうか?

私は、紋付の着物は1枚も持っていないのですが、紋付が必要になった時の対策がありますので、ご紹介してみますね。

 

丸い社会で家紋を使う方法

通紋の家紋シールを使う


 

シールを張り付けて紋無しの色無地の着物を紋付にするという方法があります。紋無しの色無地は日常向きの着物で、きれいめカジュアル、きちんと系スーツのようなイメージで着ることができる便利な着物です。

この色無地に、紋をひとつ付ければセミフォーマル、紋を五つ付ければ最高礼装に近いフォーマルに格上げすることができます。色無地を1枚持っておき、必要に応じてシールを貼れば、日常的なスーツから、最高格のフォーマルまで使えるということです。

 

家紋には、家に関係なくだれでも自由に使うことができる通紋というものがあります。レンタル屋さんで借りることができるフォーマル着物には、たいてい通紋が使用されていて、もっとも多く使われている通紋は「五三桐」です。通紋シールの中から好きなものを用意しておき、必要な時に使うと良いでしょう。

 

おしゃれ用の紋


 

これは家紋の代わりになるものではありませんが、普段着の飾りとして付けるもので、おしゃれで可愛いデザインの刺繍がたくさんあります。アイロンで付けるワッペンタイプと、直接着物に刺繍してもらうサービスがあります。

 

自分で紋をデザインする


 

▲こちらは自分でデザインしたオリジナル家紋をシールにしてもらえるサービスです。

 

そもそも家紋は戸籍に登録されているものではなく、届け出る必要もありません。商標登録されているものや皇族系のもの以外であれば、自分の好きな家紋を自由に使うことができます。個人を表現するオリジナル個紋を作れば、とても楽しめるのではないでしょうか?

 

 

丸い社会では、所属を示すためではなく、自分を表現したり華やかさを楽しむという目的で家紋を使うことを提案したいと思います。

できました

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